こんにちは。守る会会員のKです。
1月14日に予定していた『周山城見学会』は、残念ながら雨のために中止となりました。本当なら後日に当ブログで見学会の模様をご報告させていただきたかったのですが、それもとりあえずは出来なくなりましたので、その代わりに、12月29日に下見に行った際の写真を使いながら周山城の簡単なご紹介をいたします。
周山城は、京都市右京区京北(旧・北桑田郡京北町)にある黒尾山山頂から約800m東、標高約480m(登山口と本丸の比高は約210m)の峰(城山)にあります。(昨年に見学会で行った丹波八木城の比高が同じく約210mでした。)
織田信長の命で明智光秀が丹波を攻略・支配した頃に築城されたそうで、京都府下の代表的な織豊系城郭です。かつては、天正10年(1582)、光秀の死と共に廃城になったと考えられていたようですが、その後の研究によると豊臣秀吉が天正12年に周山に赴いていることが同時代史料(兼見卿記)に記されているそうで、あるいは秀吉の時代に改修された可能性もあるそうです。
いずれにせよ、往時から四百年以上もの時が経っているわけですが、現在は、北山杉の山林に囲まれた城跡に京都1周トレイルのコースが通り、地元の『周山城址を守る会』の皆さんの努力もあって、大切に保存されていると共に、見学のし易い素晴らしい城跡でした。
見学会が改めて実施できた暁には、中井均先生の詳しい解説を聴きながら、実物の周山城をご一緒に楽しみましょう。
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