おはようございます。会員Kです。
3月最初の週末も過ぎて、ようやく春を感じられる日々が続いています。
奈良の東大寺では修ニ会が始まりました。
そんな中、まだ寒さの残る3月3日(日)、『鹿背山城何でも知ろう講座』の第3日目を実施し、『木津の文化財と緑を守る会』が行っている鹿背山城跡の整備活動に講座参加者の方々にも加わって頂きました。
連続参加を必須としていた第1日目の講演会や第2日目の城跡見学会とは違い、希望者のみの参加としていたためどれだけの方がご参加下さるのかと心配していましたが、会員以外の方が11名ご参加下さり、会員と合わせて24名という普段では考えられない大人数での整備活動が行えました。
(会員・非会員の別は本講座申し込み時点を基準に数えています。なお、本講座期間中に3名の参加者が入会してくれました。)
午前9時半から城山麓の西念寺前で準備にとりかかり、10時頃から、まずは、今年度最後の事業として新設を予定している、城跡内の遺構やルートを示す看板の、材料を各設置箇所近くに運びました。数十箇所への設置は監督者や工具の数の都合で一気には行えないため、設置は後日になりますが、近日中には鹿背山城の曲輪や防御施設の配置が今まで以上に確認し易くなると思います。
城内各所へ看板材料を運んだ後、再び集合していよいよ作業を開始、会員のみで行った前週の整備活動と同様、過去に伐採・分解して積み上げ、そこに落ち葉が積もって目障りな状態になっていた丸太や木っ端の塊を解体して整理しました。
4人での作業だった前週とは比べ物にならず、まさしく人海戦術の様相で、曲輪上に見苦しく積み上がった塊が見る見る片付いていきました。
すでに新聞等で発表されている通り、今週末の3月9日(土)に今年度の発掘調査の現地説明会が予定されており、その際の見学ルートをなるべく整えておくために、今回の調査地が設定されている南東峰の曲輪Ⅲ周辺や、となりの曲輪Ⅱ、また曲輪Ⅱから曲輪Ⅲへの道筋を重点的に整備しました。
昼食を挟んで午後3時まで、普段慣れない大変な作業だったと思うのですが、終了後の反省会では多くの好評を頂き、守る会にとっても、整備が進んだこと以上に有意義な活動になったと感じました。
1月から計3日間に渡って行った『鹿背山城なんでも知ろう講座』は今回の整備活動で終了しましたが、今回の企画で、『鹿背山城』をまた少し世に知って貰うことが出来ましたし、守る会には新しい入会者がありました。
役員でもなんでもない立場から僭越ですが、今後とも『木津の文化財と緑を守る会』と『鹿背山城』を宜しくお願いいたしますと共に、ご参加、ご協力下さったたくさんの皆様に、心より御礼申し上げます。
有難うございました。
※木津川市による平成24年度の鹿背山城跡発掘調査現地説明会が3月9日(土)午後1時30分から実施されます。
軽登山が可能な体力と脚力がある方ならば、どなたでも参加できます。
集合場所などの詳細は、新聞発表や木津川市教育委員会文化財保護室(市役所代表電話)0774-72-0501などでご確認下さい。
城跡内は全て山道で、雨や湧き水でぬかるんだ場所もあります。靴や服装には十分ご注意下さい。
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