こんにちは。会員Kです。
遅くなりましたが、去る2月10日(日)に開催した『鹿背山城なんでも知ろう講座』の2日目、『鹿背山城見学会』について、簡単にご報告します。
当日は天候に恵まれ、1月20日の講演会に引き続いてたくさんの方にお越し頂き、一時的に木津駅西口前を占拠しました!
午前10時、岩井会長の挨拶をもって見学会を開始しましたが、遺跡名木津城(上之山城?)や恭仁宮復元プランなど、岩井会長お得意の解説を聞いて頂きながら、徒歩#%@$分以上もかけて鹿背山城へ。
城山目前の鹿背山会館でトイレを済ませ、3つの班を編成し、「いざ登城!」となりました。
通常、鹿背山城へは城麓の西念寺から大手と想定される道を上がって行くのですが、今回は、あまり利用しない城の南東側の舗装道を経て曲輪Ⅲ群の主曲輪に最短で取り付くルートから攻め入りました。
縄張内に入ってからは班ごとに分散し、各リーダーの解説を聞きながら1日かけて鹿背山城のほぼ全域を散策していただきました。
天気に恵まれたため、主郭からは木津川や、木津をはじめ南山城地域の眺めをお楽しむことが出来ましたし、途中には今回の見学会限定の特別なサプライズ企画(私が自分の班に配った食後のお八つのことではありません。)もあり、これには会員一同も驚きました。
今回は守る会会員の説明を聞きながらの見学でしたが、興味をお持ちの方には是非又、縄張図や過去の発掘調査報告書、各種文献などを参考にして、独自の視点でじっくりと鹿背山城の観察や踏査を楽しんでいただければと思います。
(虫や獣や雨天の多い初夏~秋は避け、くれぐれも服装・装備・体調を整えて!)
『鹿背山城なんでも知ろう講座』は、間もなく3月3日に第3日目の『鹿背山城整備』をもって日程を終えますが、今後も『木津の文化財と緑を守る会』では鹿背山城の見学会をはじめ、様々なイベントを行います。是非ご愛顧賜りますよう、宜しくお願いいたします。
うっかり写真を撮るのを忘れてしまい、終了間際に主郭から木津の町を眺める参加者の皆さんを撮らせていただきました。
ご協力に感謝いたします。
ちなみに、他の班には女性や若い方もたくさんおらました。念のため。
鹿背山城に関する資料・文献 ※著・編者省略
・縄張図(麓の西念寺前にA3のプリントを、なるべく常備しています。1人1枚ずつお持ち下さい。)
・NHKテレビテキスト 趣味工房スリーズ 直伝 和の極意 体感・実感!にっぽんの名城/日本放送出版協会(2011)
・木津川市内遺跡発掘調査概報3(鹿背山城跡第3次調査概報)/木津川市教育委員会(2011)
・木津川市内遺跡発掘調査概報2(鹿背山城跡第1・2次調査概報)/木津川市教育委員会(2010)
・木津町史 本文編/木津町(1991)
・中世城郭事典 第2巻 中部・近畿/新人物往来社(1987)
・日本城郭大系11京都・滋賀・福井/新人物往来社(1980)
~比較的見つけやすいもののみ記載しましたが、新本書店では入手困難な場合がほとんどです。図書館や古書店などでお探し下さい。~
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