こんにちは。鹿背山城プロジェクトチームのKです。
去る11月3日(祝)、今シーズンの鹿背山城跡の整備活動に備え、現状を確認するために城跡に登りました。
会員諸兄姉向けには今後の活動の資料として、また、鹿背山城跡見学者の皆様には散策時のご参考の為に、簡単にご報告いたします。
今年の木津川市内の社寺の秘仏・秘法特別開扉には鹿背山城麓の西念寺さんも参加されていました。
西念寺さんへの参拝は後にして、まずは大手道から主郭へ向けて登っていきます。途中、たびたび倒竹が道に横たわっていましたので、一人で除けられるものは除けておきました。
天気が良く、主郭Ⅰからは木津の町が良く見えましたが、春に設置した吹き流しが写真撮影には、少し邪魔になるのかも知れません。
木津の町から鹿背山城の位置を把握しやすくする狙いで掲げた吹き流しですが、常設については再考した方が良さそうです。
他にも取付ネジの緩みなどがありました。全数の点検と、破損部品の取替が必要になりそうです。
また、主郭Ⅰの東側から背後の水の手へルートが例年になく笹藪と化していました。
これらはチェーンソーなどを使った複数人での作業が必要です。散策中に遭遇した場合は無理せずに来た道を引き返すなどしてください。
またここから伐竹保管場所への谷筋もすっかり若い竹に覆われつつあります。ここは春の筍蹴りが行き届かなかった場所だと思います。
枝の細い木なので、比較的容易に除去できると思います。重要な散策路ですので、優先的に手を付けるべき場所だと思われます。
以上、主な遺構と散策路を重点的に見てまわりました。その他、プロジェクトチームおよび会員の方で整備や散策時にお気づきのことがありましたら、他のメンバーと意見を交わして下さい。
また散策に来られた方でご意見がありましたら、山麓の西念寺さんの前に設置している登山ノートにご記入ください。
(なお、ご意見は整備の際の参考にはさせて頂きますが、ご返答はいたしかねます。)
整備や散策の際には安全第一で、無理なく鹿背山城を楽しみましょう。
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