『鹿背山城なんでも知ろう連続講座』
令和元年度
第1回 城の講演会
- 日 時: 10月06日(日)
- 場 所: 中央交流会館(いずみホール)1階研修室
- と き: 開場 13:15、 開演13:40〜16:30頃
- 演 題1: 『鹿背山城を造った興福寺とは如何なる寺か』
- 中世城郭鹿背山城は、松永弾正久秀が築城したかのように思っている方は多いが、松永が城主となった時期は長くても最後の13年位であろう。
築城したのは武士ではなく興福寺である。なぜ寺が築城したのかその理由を検討し、地域の概況や興福寺の組織との関係を解説します。 - 講 師: 岩井 照芳(当会々長)
- 演 題2: 『鹿背山城に拘わる松永久秀、木津執行、足利義昭、最後は織田信長しかない』
- 松永弾正久秀は河内から大和に攻め入って直ぐ大和のほぼ全域を平定。相楽郡も軍門に下る。このとき、鹿背山城を手に入れたと考えられる。続いて久秀は足利13代将軍義輝を殺す。義輝の弟が興福寺一乗院の院主覚慶である。
覚慶は身の危険を感じ大和から逃げ、信長の助けを借りて京都に上り15代将軍義昭になる。相楽郡でただ一人の興福寺衆徒(僧)であり、木津を治める武士でもある木津氏は元覚慶の配下である。また、鹿背山城を破城したのは信長?しか考えられない。戦国の世はこの地域でも複雑な人間模様であった。 - 講 師: 岩井 照芳(当会々長)
- その他: 参加料 無料 先着順70名 申込はいりません
- 後 援: 本町東地域
第2回 講演会と見学会
講演会
- 日 時: 11月03日(日)
- 場 所: 庁舎北別館1階会議室
- と き: 講演10:15〜11:45
- 演 題: 『鹿背山城を築城した興福寺と明治維新』
- 興福寺は中世大和一国を支配する寺ですが、江戸時代になると普通の寺になって明治維新を迎えます。王政復古で成立した維新政府ですが、お金は全く無く興福寺に献米(献金)を依頼。興福寺は政権がどう変わるか分からない時点(慶応3年末)で、いち早く維新政府側に付き献金するが、結果として廃寺になってしまう。その裏には岩倉具視の陰謀があるとみる。
日本一の寺が明治維新とどのように拘わり、排仏毀釈になったのかを考える。 - 講 師: 岩井 照芳(当会々長)
- その他: 参加料 無料 先着順40名 申込はいりません
- 後 援: 本町東地域
興福寺旧境内162万坪の見学会
明治初年までは東向き通りから東側にある民家・店や旅館(奈良ホテル等)や官庁(県庁・裁判所・博物館等)及び奈良公園のほとんどは興福寺旧境内で、池の底や堤防の下にも百近い塔頭が建っていました。その面積はなんと162万4千余坪という広大な敷地でした。この維新期の旧境内地を探索いたします。
- 日 時: 11月10日(日)
- 集 合: 近鉄奈良駅 行基噴水前 13:30
- 講 師: 岩井 照芳(当会々長)
- その他: 参加料 無料 定員60名(11/3の講演会参加者を優先します)
- 問合先: 電話0774-72-0014 岩井まで
- 後 援: 本町東地域
第3回 城整備体験
- 日 時: 12月08日(日)解散15:30頃
- 集 合: 9:00 木津駅西側バス停庁舎北別館
- 持ち物: 弁当・水筒・軍手・作業の服装(道具は当会で準備します)
- その他: 雨天中止(前日18時の天気予報の降水確率50%以上で中止)
- 申 込: メール または 電話岩井まで(0774−72−0014)
- 後 援: 本町東地域
>>> 参加申し込みはこちら
第4回 鹿背山城講演会と城見学
- 日 時: 02月11日(火・祝)
- 講 師: 中井 均先生(滋賀県立大学教授)
- 演 題:「戦国時代の貴重な文化財・鹿背山城跡 ―文化財としての視点からー」
- 集 合:木津川市東部交流会館
>>> 参加申し込みはこちら 12月10日から受付します。
番外 歴史探訪
『虎御前山砦を見学』
虎御前山砦は戦国時代、浅井氏の居城である小谷城を攻略するために織田信長が前線基地として築いた付城(陣城)である。
元亀元年(1570)6月姉川の合戦で信長に敗れた浅井長政は小谷城に籠城する・・・・・続きの話は当日中井先生の講演で直接お聞きください。
- 日 時: 01月12日(日)
- 講 師: 中井 均先生(滋賀県立大学教授)
- 集 合: JR北陸線 虎姫駅改札口10:20
- 参加費: 会員1,000円 非会員2,000円
>>> 参加申し込みはこちら、12月1日から受付します。